月別アーカイブ: 2015年3月

消え入りそうな気持ちまでもアナタに届くから

中澤まさとも『人生のパクが早上がりでもさ!』10

まずは、僕の記事の投稿が遅れてすみません。
日にちを跨いで書いていたりする間に「あれ、何を書きたかったんだろう…?」ということが今回は特にひどく…。One-Sizeの二人にも申し訳ないです…。
こういうことも精進が大事、対策していかないと。
では、コラムに戻ります。
先日、コミュニケーションアプリ『シチュエーションカレシ』第十弾「ぽかぽかカレシ」が発表されました。僕の演じる役が炬燵と毛布の精霊?のような存在で、まあいわゆる擬人化されたキャラクターです。リリースされたらまたお知らせいたします。ご活用ください。
さてこの作品の収録は普段使われているマイクではなく、ダミーヘッドマイクと呼ばれるものです。
人の頭の模型のマイクです。えーと、

 [(-」-)]

↑こんな感じです。
このマイクには両耳の形状をした部分があり、

→[(-」-)]←

ここですね。
…すみません、顔文字は思いついたのでやりたくて…。
とにかく、そこにマイクが一つずつ仕込まれています。この二つのマイクによって人間の音の聞こえ方を再現した『バイノーラル収録』というものを行うのです。
マイク自体が頭の形を再現しているので、顔のパーツに声が当たった反響音を拾ったりして臨場感のある音を録音でき、高性能なものは骨伝導の微振動や耳たぶの中での集音も再現できます。
遠い所から近くに人が歩み寄ってきたり、耳元でこそこそ話ができたり、
僕、このダミーヘッドマイクが好きなんです。表現の幅が多様になって、試したい感情表現がいろいろ出来たりするんですよね。普通に演じるよりももっと深く消え入りそうな感情のブレも込められたりして…。
ダミーヘッドマイクとの出会いはデビューしたての頃に出演した、とあるアミューズメントのアトラクションでした。
ホラーもので、来園者にヘッドホンを装着してもらって心霊体験をしてもらう、という内容で、当時収録に訪れたときはだだっ広いスタジオの真ん中に見たことのない頭の模型が置いてあってそっちの方が怖かったものです(笑)
そして聞こえる音声は幽霊が地面から沸いてきたり(収録では這いつくばって立ち上がりながら呻いたり)、子供の幽霊に囲まれてかごめ歌を歌われたり(頭の模型マイクをぐるぐると囲みながら歌ったり)…。とても臨場感のある(端から見ると可笑しな)収録でしたが、これが探求心を刺激されました。
聞き手に対して自分が動くのと、聞き手のリアクションに応じて相対的にこちらが動くことで聞き手が動いている体になるのと、追求すると奥が深い…!
昨年12月にリリースされた『壁ドン!SONG♪』というシチュエーション音楽CDのドラマパートと挿入歌の壁ドンソングバージョンもこのマイクで収録した わけですが、これも面白かったんですけど、この時は流行りで言われている方の“壁ドン”をテーマにしていて、ダミーヘッドマイクを壁際にくっ付けて、ほんっとに壁ドンしながら歌ったんですよね。写真に撮ってもらえば良かった(笑)
僕が調べた限り、バイノーラル集音の歴史は1881年のパリ万博まで遡るようです。当時はオペラ座の舞台上に送話機を置き、パリ電気博覧会会場に信号を送り、両耳に受話器を当てることでまるでその場に居るかのようにオペラを聴けた!という記録があるようです。
電信による送受信機が作られ始めたのが1860年代~70年代。この近辺では既に立体音響というものを意識していて実験がされていたのだろうなと考えると、ヒトはその場に居ながら意識をワープさせることに夢とイマジネーションを持っていたのだろうな、と感じ入るものがあります。
デジタル音響の発展で市場には様々なバイノーラル録音CDが溢れています。どこまでこの勢いが続くかは分かりませんが、ダミヘ好きとしては『ハイレゾバイノーラル収録』のお仕事が来たら嬉しいなと思います。
頑張ります。

2015年3月15日のコラム更新について

いつもProject One-Sizeのコラム企画をご購読いただきありかとうございます。

今回の中澤まさともコラムに関しましては、諸事情により掲載を遅らせていただくこととなりました。

体調不良などてはありませんので、ご安心ください!

後ほど掲載いたしました際には、ごゆっくりお楽しみいただければと思います。

いまからみらい

『粕谷幸司の自由なコラム』10

 自分が明日も生きているかなんて、まったくもってわからない。
 自分の大切な人が、明日も同じように笑ってくれているか、そんな約束は誰もしてくれない。
 けれど僕らは、無意識にも明日を信じてる。未来を信じてる。
 だから強く生きられるし、大なり小なり望みを持っていて、期待をして生きる。
 “明日はもっと…!”ってな具合に。

 今を生きるのに、文字通り必死になることは、明日を生きる僕らにとって、なかなか難しい。
 何故なら自然と…「明日の自分のために生きる」から。
 今日のご飯、小さな仕事、ちょっとの貯金や買い物も、勉強も練習も、今夜も眠ることだって、明日の自分のためにしている。未来に繋がることが“生きる”ことなんだって、どこかで知っているから。
 未来を見ずに、今を必死で生きることは、頭では理解できたとしても、恐ろしすぎて、できない。
 だって、明日も生きているもの、きっと。

 2011年3月11日。東日本大震災で、多くの人の未来が、突如なくなった。まるで信じられない光景に、事実に、生きている僕らの心も、飲み込まれた。そして、生きていく僕らに、未来に大きな仕事が生まれた。生きていく僕らが、未来をつくるために、しなくてはいけないこと。
 それは人ぞれぞれなのだけれど、間違いなく、実感した。誰もが、明日という未来が絶対ではないからこそ、絶対に未来を明るく照らす仕事を、しなくては。

 丸山夏鈴というアイドルがいる。僕は数回、現場で会ったことがあるくらいなのだけれど、どこか凛々しくて、賢くて、笑顔がほっこり可愛らしい、1993年8月2日(僕と同じ誕生日!)生まれのアイドル。
 小さい頃から脳腫瘍の手術を繰り返し、今は肺にあるガンと闘いながら、先日“念願の1stシングル”Eternal Summerを発売した。
 渋谷のタワレコでのリリースイベントに遊びに行ったのだけれど…、彼女はそこで「皆の前で歌ってるのは奇跡って言われてるほどで…、だから、これからも、皆さんに奇跡をお見せできたらなって、思ってる」と語った。
 今日を生きている奇跡。その境遇もあって、言葉に込められた思いに、グッときた。


 あらゆるものに、終わりは必然だ。生命も、作品も、文化ですらも…、何年か、何十年か、何百年かはわからないけれど、どこかで終わる。いや、終わらせないといけないと思う。永遠とは幻。最高の終わりを願って進むんだと思う。永遠を狙って始めると、あまり良いことは無い(という個人的な感想です)。
 ただ、大切なのは[今→未来→終わりへ]と、進んでいくこと、走って行くことじゃないかって、思った。
 災害も、病気も、勝手なタイミングでやってくる。運命かも知れないそれに抗って拒否することは、なかなか出来ない。
 けれど、それも、すべて「今」。

 さて、今→未来へ、何をしようか。
 できることとは、何だろうか。
 終わりの向こうにある始まりへ、今より新しく素晴らしい未来へ。

 そう、過去より現在は「新しい」。
 新しい未来のために、今を生きることなら、僕らにも想像できる。実現できそうな気がする。

 過去に生きることはない。過去に夢なんか無い。
 生きる僕らにあるのは、今→未来。ただそれだけなのだから。

 自信を持って、楽しくいこう。面白がって、笑って生きよう。
 心に刻まれた記憶たちを、無理に癒やそうとしなくていい。無理に残そうとしなくてもいい。
 素直に今を、未来に向かって、いつか最高に終わらせるから、生きよう。

 だから僕は、寿司を食いたい。肉も食いたい。
 恋もしたいし、エンタメもしたい。
 生きているから、希望は尽きない。

 

長命寺桜もち

『ひらいまさゆきの「あんこに想いを廻らせる。」』10

ども、あんこ大好き!平居正行です。
少し前まで寒く凍えていた時期だったのに、空気もだんだんとあったかくなってきましたねぇ。もうちょっとすると、桜の咲く季節に。楽しみです。

そんな今回の「あんこに想いを廻らせる」は、浅草に行ってきました!
お目当ては、「長命寺桜もち」。
春らしい季節にピッタリの、ステキなあんこものです。(^^)
とはいえ、生まれが西側出身のおいら、長命寺桜もちには馴染みがなく、生まれてからこの方三十二年間食べてきた桜もちも、桜もちと聞いて頭に思い浮かべるのも、通称・道明寺。もち米のツブツブが残ってもっちりとした食感の、桜もちの方なのです。
なので、長命寺桜もちの印象は、「あの、あれでしょ?あんこをくるっとピンクのもち皮で巻いてる方の。あんまり食べたことないけど。。」くらいの認識でした。(汗)

当日はあいにくの雨でしたが、浅草駅から、隅田川沿いをてくてく歩いてお店に向かいます。
ちょっと駅から離れたところにあるのだけれど、なんとか無事にたどり着きました~!
(※長命寺さんのお店のホームページにある地図にルートが載っています)
IMG_20150312_225821
お店のなかは、テーブル席や赤長椅子があって、ゆったりくつろぎながら桜もちをいただくことが出来ます。
店員さんに注文して、出てきたのがこちら!...って、あれ?
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ええと、桜の葉にくるまれて、中身が見えないのですが。。(イメージしてた姿と違って包まれすぎてる感じがします。何でだろう?)
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そっと葉っぱをめくってみると。。
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でてきましたよ、桜もち!
白色のもち皮ってところがちょっと意外です。
そして中身は、さらっとしたこしあんです。
DSC_1050
美味しくって、口のなかにすっと吸い込まれていきました。(笑)

ところで、桜もちを包んでいる塩漬けされた桜の葉ですが、そのまま一緒に食べるか、剥がしてもちだけ食べるか、どっちか正しいんだろう、って迷った経験はありませんか?
正解は...、桜の葉を剥がしても剥がさなくても、お好みで大丈夫、なんだそうです。(笑)
桜の葉で包むことによって、もち皮の乾燥を防いでいるのだとか。そんな役割があったんですね。だから葉っぱで見えなくなる程包まれていたのですね。納得です。
ちなみに、この長命寺桜もちは、桜の葉を剥がして食べることをお勧めしています。

さてここでちょっとした小咄を。
昔、桜もちの皮(葉)を剥がすのか剥がさないか迷ったお客さんが、どっちが良いか店のひとに尋ねたそうです。
店主「皮を剥いて食べた方がいいですよ」
そしたらそのお客さん、『川を向いて』と言われたと勘違いして、近くに流れる隅田川の方を見ながらそのまま葉っぱを剥かずに食べた、とか食べなかったとか。。
そんなわけで、おいらは葉っぱを剥がして食べてみたのですが、いつもは一緒に食べている(といっても道明寺の方ですが)あの塩漬けの葉の味も味わいたくて、あとからちょっとだけ葉っぱをかじっちゃいました。(笑)

食べ方は人それぞれ、見て楽しんで味わって、美味しく食べられるのがよいですね。

はてさて、あんこコラムの第十回、今回おいらが想いを廻らせたあんこは「向島 長命寺桜もち」でした。

美味しいあんこは美味しいうちに、どうぞ本日中にお召し上がり下さい。
おしまい。