月別アーカイブ: 2015年10月

「音は波、テンポは鼓動、すなわち音楽は血潮」

中澤まさとも『人生のパクが早上がりでもさ!』17

声優業の中の歌の話は、以前このコラムでもさせていただいたと思います。
歌うのは好きですが、実は僕、そんなにたくさん音楽を聴いているわけではないのです…。
いわゆる“ヘビロテ派”で、気に入った音楽をずっと聞いてます。
学生時代は奔流する周りの勢いから自分を守るために和み系ばかり聞いてた記憶が。あります。あの頃だと…高校時代はGONTITIさん方で、大学生時代に栗コーダーカルテットさん方とショーロクラブさん方が加わって。もう、このお三方ね、最強。最強の和み。ん?なんか矛盾してるような……。
栗コーダーカルテットさんに至っては、今ほどメジャーになられる前にお会いしたことがありまして。買ったCDにサインを頂いたりしました。
なんと!そのサインされたCDを先日実家で発見したので写真撮ってみました!こちらです!

DSC_1333~01

2002年……。わあああああ……13年前……!
…まあ、年代については置いておいて。
で、この頃、『feel』というシリーズを筆頭にヒーリング音楽が流行ってたんですよね。そっちはあまり聞かなかったんですけど、サントラとかイージーリスニング系をずっと聞いてた気がします。ケルト音楽とかトランスとかアンビエントとか…。ビートマニアも遊びまくっていた頃でしてね。
そんなわけで、レンタルだったり買ったりで和み音楽コレクションを作ったりして、空白の時間は好きなものをヘビロテでずううううううっと聞いてました。
テンション上がっていく音楽よりも、じっくり腰を落ち着けてゆっくり体を揺らすくらいの音楽の方がしっくりきてたんですよね。自分の心臓の音に合っていたというか。
広い空の下で好きな音楽たちと一緒にぼやっと過ごすのが至福のひと時でした。

今も新しいものをすごく聞けているわけではないですけど、やはり作業中(このコラムとか、以前関わっていた企画関連の作業とか)には音楽を流してたりしているんですが、不思議なことに、体が必要な音楽って変わるもんですよね。
いや、まあ、もともと「この場面にはこのアルバム!」とか「今日はこれが聞きたい気分!」みたいなものはありましたけど、体に響かせたい音が少し変わったというか。
自分もそこそこ歌うようになったからかなあ。今は和み系より『元気にやっていこう!』とか『みんな繋がってどこにでもいこう!』とかが元気の源になってる気がします。
で、ここからは願望の話。
そろそろ自分だけの歌が欲しいなって。
自分が元気になって、みんなを元気にできる歌。
やなせなつみさんのイベントの影響もあるのかな。
やっぱり『自分だけの歌』があるのってちょっといいなって。
ただの願望ですよ!?
いつリリースできるかも分かりませんし。
ただなんか、そういうの欲しいなってなってるので色々挑戦してみようと思います。
2016年に入ってからかなー。お楽しみに?
というわけで、今回もご覧いただき感謝です!

あ!そうそう!今月は粕谷のトークライブもありますからね!

天気のせい!

『粕谷幸司の自由なコラム』17

 忙しいとか、嫌なことがあったとか、なんだかずどーん…と気持ちが落ちちゃう時とか、たまにあるじゃない?誰しも、まあ、学校なり仕事なり家庭なり、どこかしらで生きてれば誰しもさ。
 そんな時、人のせい!とか状況・環境が悪い!とかって八つ当たりしてても、ものごとは良い方には進んでいかないし、ともすれば周りの人を不快にしたり不安にしたり傷つけたり、迷惑かけちゃったりする。
 自分以外の要因が、勝手に自分の思い通りに「変わっていってくれる」ことなんて、期待しちゃいけないの。

 だから僕は、ずどーん…と気持ちが落ちちゃう時とかは、天気のせい!と思うようにしてる。
 気分が晴れないなーって時に「あ、なんだー天気が悪いじゃんー、じゃあしょうがないな、がんばろー」って思う。天気が相手じゃ、八つ当たりのしようが無いし(笑)、自分の気持ちが上がらないその状況も、なんとか受け止めつつ前に進めるかな、ってね。
 でもこれは、自分への厳しさでもあるんだけど、天気が悪いからといって気分が下がっても良い、ということではなくてね。あくまでも「自分の落ち込みの言い訳を、天気というどうしようもない要因にすりかえて受け流す」っていうのかな。
 自分の現状のせいだってのはわかってるんだけど、どうにかこの気持ちを処理しておかないと八つ当たりしてしまいそうだから、自分を許してあげるために天気のせいにしちゃう、という。

 …いや、思い返してみれば今年の6月とか9月とか、やたら空が晴れない日々が長かった時期は、本当に死ぬほど気分が下がり切っていてどうしようもなかったっけ。
 今年そのあたりに”日照不足“っていう言葉を痛感した。太陽の光が無いと、こんなにもあらゆる世界がバランスを崩したように荒んで見えるのかと、心底、驚いてた(そして気分は下がっていた)。
 だから、もしかしたら本当に天気のせいなのかも知れないよ!そーだそーだ!天気のせいなんだ!
 …と考えると、最高に気持ち良い天気の日にもものごとが上手くいかない自分の状況は酷く凹む要因になっちゃったりするけど。考えないようにしよう、いまは。

 そうやって、溜め込みがちなゆううつは、天気のせいにすることで自分を楽にしてあげてる。

 けど、それも身勝手な話でね。
 失敗は天気のせい、成功は自分の手柄…って、それはもう八つ当たりそのものだもん。
 だから最近は、秋をむかえて心地の良い空気の日が多いから、感謝もしようと思って。
 「天気が良いおかげで、今日は良い日になりそうだなーっ!」って、前向きに、良いことも天気のおかげなんだ、って思ってみることにしてる。
 そう、逆に考えれば、普段も「特に良いことあったわけじゃないけど、気分は上がってる」ってこと、あるじゃない?そういう時に、日頃おおいに八つ当たりしてる天気に「ごめんね」って気持ちも込めて…「君のおかげだ、ありがとう」って、思うように。

 …ってこれ、もうむしろ天気の擬人化だな!
 ここまで極端じゃなくても、このくらいの人付き合いをしても良いのかもね。
 自分を楽にしたいために、ふと八つ当たりしちゃうことがあったら。あとで少し頭を冷やして「ごめんね、ありがとう」って、伝えてあげられたら。
 ごめんね、ありがとう。この思いを、その瞬間じゃなくても、ちゃんと忘れずに、いつか相手に伝えられたら。
 そしたらきっと、傷つけてしまったとしても少し和らいで、お互い笑顔になれるかも。

 お天気くん、上手くいかない時に八つ当たりして、ごめんね。
 今日は晴れてくれてありがとう。君のおかげで、気分が良いよ。