月別アーカイブ: 2015年5月

「病は生(き)から」

中澤まさとも『人生のパクが早上がりでもさ!』12

どんな仕事だって最初は人間がしているわけで。

人間である以上、人間らしい問題のいくつかは常に付きまとうわけです。
その中の一つが今回のテーマ『健康管理』となります。
これはきっとどんな人にとっても大切なことで、自分の体が悪くなって善いことなんてほとんどありませんからね。
我ら声優業において『声が出せなくなる』こと以上の非常事態はなかなかありません。
(これは、スタジオに到着できない・事故にあったなど様々なアクシデントもありますが、職業としての純粋な観点で言うと『結果として自分の声を音声媒体に記録できない』ということだと思ってください。)
なので、このような事態にならないに越したことはありません。特に季節の変わり目(年四回)は風邪をひきやすい!特に自分の免疫が下がっていると自覚しているので生活レベルから気を配るわけです。
あっと…ここからは僕の場合、という話なので他の人がしているかどうかとその人の能力や評価とは別の話として捉えてくださーい。
物事の大体は、理屈としては『未然に防ぐ“予防”』と『状況に対処する“処方”』のいずれかで解決するのですが、健康管理も然りです。
では“予防”からご紹介しましょう。
まずはマスク!菌の侵入を大体防いでくれます!
“大体”というのはまあ、呼吸の関係上、どうしても隙間というのはあるものですから100%防菌はないわけで、それでもある程度は直接侵入は防げるので必須です。
それからうがい手洗い!携帯用のコップがあるとどこのスタジオでも使えるので便利です。
うがいは特に、喉全体をうがいできるように『あーいーうーえーおー』と言いながらします。最近は内匠靖明くんからもらったプロポリス抽出スプレー(通称:俳協汁)を二回プッシュとうがい薬の組み合わせでするので喉の疲労もフォローしています。
あとですね…個人的にはまだこの時期は足や肩を冷やすと風邪をひきやすいようです…。寝るときとか気をつけましょう…。薄手でも長袖の上着を持ちましょう…。
続いて、“処方”です!
人間ですから…どうしても風邪をひくこともあります…。さらに声が変化する(or出なくなる)タイプのやつなんかひいた日には…大ショックです。即刻対処せねばなりません。
まずはすぐさま病院に行けるかどうか。そして、これが大事なのですが、自分の症状をお医者さんに説明できるかどうかです。
これは僕に実際にあったことですが、症状がひどくなる前に病院に行ったら現状大したことないという診断でとりあえずな薬をもらってきて、その翌日からひどくなった風邪に対処できなかったことがあるのです…。お医者さんは対処をしてくれるところなのですからちゃんと説明すると、見合ったものを処方箋の中に用意してもらえたりします。
そのためには自分でも自覚症状のチェックをする必要があるのです。
分かりやすいのは痛み。どこが痛いのか、どういった痛みなのか、患部と神経どちらが痛いのか、どのくらい痛いのか。
喉の不調というのも、疲労による枯れと菌による炎症と細かい傷による裂傷・腫れなどがあり、どの症状なのか。などなど。
おかげで最近は風邪をひく数は減ってきています。One-Sizeでもそういった話をしている回が減ったと思います。
しかしながら、この世界で仕事をしているのは私一人ではありません。どんな仕事だって最初は人間がしているわけで、僕がどれほど予防に勤しんでも風邪を引いている人からうつされることもあるわけです…まあそこは…キツイですけど…だって人間ですものね。
皆さんも僕も地道な予防と迅速な処方を心掛けましょう。

インターネットへのラブレター

『粕谷幸司の自由なコラム』12

 僕がインターネットを始めたのは、高校1年生くらいの頃だった。1998年くらい?Windows 98くらい。
 家のFAX機に引いていた電話回線からダイヤルアップでインターネットに接続…だなんてもう、全部の単語が懐かしい。今の10代にはもはや古語…!

 ともあれ、そこから17年ほど。僕の人生の半分以上は“インターネット大好き”で暮らしてきた。
 はじめは、何をするわけでもなく「インターネットが繋がった!」ということで満足していて、持ち前の飽き性が発動していたらそこで、わりと何も開かずに終わっていたかも知れない。
 けれど…、きっかけは何だったかなあ?何かのきっかけで、チャットの面白さを知って。知らない人がやってることを聞いたり、自分が考えてることを話したり。そのうちに、友達と趣味で書いてた自作小説を見せたい、と思ったりしはじめて。そしたら、ホームページを作ると良いよ、なんてことを知って。レンタルスペースで、HTMLタグのコピペで、とりあえずテキストサイトのようなものを作って。
 …このままコツコツ書き連ねていくとキリがないから割愛だけれど。
 そんなこんなで僕の人生は、インターネットを軸に歩んできたと言っても過言ではないくらいなの。

 それだけインターネットを愛しながら生きてきた僕なので、これからも、インターネットでの活動は、大切にしていきたいな。

 紆余曲折した挙げ句、僕が漠然と“タレント”を目指し始めた時。
 何かしたくても何も出来ないで、モヤモヤしている僕に誰かが言った。
 「何かで1番を獲ったら?」
 僕の中には、ピン…と、わりとすぐに答えが出た。
 “アルビノで1番になろう”。

 それは別に、医療的な研究者でも、歴史・文化的なものでも、何でもやり方はあったはずだけれど。
 僕は真っ先に“インターネットで1番”を目指した。そりゃあ、もう、愛しているんだし。
 …わりと簡単、ということもなくて。日進月歩に進化・変化していく検索エンジンで、「アルビノ」という言葉から「粕谷幸司」という人物を結びつかせるには、いろんな工夫を凝らした。
 3年間の会社員時代に体得した知識・経験なども活用して、もちろんインターネット検索で新しい情報も吸収しつつ、まさに試行錯誤しながらの展開。
 その結果、大成功!…というほどではないけれど、一応、事実上は、たぶん「インターネット上で1番有名なアルビノの日本人」には、なったかなあ、と思うんだ、きっと。
 ささやか、なんだけれど。これは僕の、自信のひとつ。

 あとは運と、コネクションと、実力(タレント性)と、見た目と…、う~ん、考えると必要なものは、まだまだ足りなさすぎるのだけれど。
 たくさんの人の支えや応援、そして自分の努力で作り上げてきた「これ」は、最近ではちょっと、誇れるものだなあと、思えたりする。
 だから、タイミングってのは、ひとつ恵まれていたんだなあ。

 インターネットというものの時代に生き、まだ僕以上にアルビノを前面に売り出して活動する「タレント」が居なくて、そして僕以上にインターネットでアルビノを獲ろうとする野心やテクニックを持った人も居なかった、この17年くらい。
 一目散に駆け抜けていただけの僕だけれど、振り返ってみれば、その時の僕にしか出来なかったことを、してきたんだなあって。

 思い描いたような成功には、まだまだ手が届かなくて。
 夢見ていたような大人には、ほどほど成れてないけど。
 インターネットで生きてきた僕は、少しは認めてあげられるかな。

 だからこれからも、まだ大好きでいられる気がする。
 インターネット。