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でっち羊羮

『ひらいまさゆきの「あんこに想いを廻らせる。」』08

ども、あんこ大好き!平居正行です。

明けましておめでとうございます。
年も新しくなりまして、2015年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始、おいらはというと実家のある滋賀に帰省しておりましたよ。
雪が積もったんで雪かきしたり、甥っ子&姪っ子が遊びに来てその相手をしたり、にぎやかだったけれどずいぶんゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。
この時期に帰省すると、母親が、あずきをいちから煮てぜんざいをつくってくれるのですが、運悪く、ちょうど家の圧力鍋が壊れてしまってつくれない、と言い渡されてしまい、正月中は泣く泣く焼いた餅とみかんを食べまくりました。(笑)
そんな今回は、馴染みある地元・滋賀のあんこものに想いを廻らせてみたいと思います。

ぜんざいの他にも、おいらが帰省した際、必ずいただくあんこものがあるのです。
その名は、「でっち羊羮(ようかん)」。
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ようかんはようかんでも、普通のようかんとは見た目も味もだいぶ違いますぜ。
でっち羊羹とは、竹の皮で包まれた、蒸し羊羹のことなのです。
店によっては、中に栗が入っているものもありますよ。

その昔、親元を離れて商家に奉公に行っている丁稚(でっち)小僧さんが、里帰りのお土産に持って帰っていたため、この名前が付いたのが由来の近江商人ゆかりの食べ物なんだとか。
ちなみに、京都や福井にもでっち羊羮があるそうなのですが(※名称が同じなだけで地域によっては違うようかんを指すこともあるとのことです。)、滋賀でも、近江八幡や日野辺りにでっち羊羮が有名な和菓子屋さんがあったりします。
おいらが帰省したときに、叔母が、正行はあんこが好きだから、ってんで毎回でっち羊羮を持ってきてくれるんですよ。とってもありがたいのです。(笑)
なので、帰省から戻ったときには自分で味わったり、お土産としておすそわけたりしていますよ。

さてさて、東京に戻って来て、早速、いっただきま~す!
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竹の皮でくるまれたでっち羊羮は、ほんのり竹の香りがします。普通のようかんだと、多少みずみずしくてかっちりした食感だったりもしますが、でっち羊羮は全く水っぽくなく、ほどよいもちもちとした食感。これがたまらなく好きなのです!
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全体的につぶあん。そして食べやすい大きさに切り分けます。
ちょっとネットで調べたら「竹の皮をはがさずそのまま切ってから」はがして食べる、というのが本来の食べ方らしいのですが(調べてみて初めて知ったので驚きました!)、おいらは最初に竹の皮をまるごとはがして、ようかんだけを切って食べるという食べ方が好きです。
以前は、そのまままるごとかぶりつくというワイルドな食べ方をやってましたが(笑)よいこはマネしちゃダメだよ~!
そしてこのでっち羊羮、あんこものの和菓子には珍しく、多少日持ちがするのです。
確かに水分少ないってのもあるからなんだろうなぁ。
一説によると、竹の皮には抗菌作用があるから、日持ちするのはそのためなんだとか。
さすが、由来のとおり丁稚奉公の小僧さんも里帰りのお供にしただけのことはあるんですねぇ。

はてさて、あんこコラムの第八回、今回おいらが想いを廻らせたあんこは「滋賀の名物 でっち羊羮」でした。

美味しいあんこは美味しいうちに、どうぞ本日中にお召し上がり下さい。
おしまい。